野球による肘の痛み
野球をしていて肘に痛みを感じる選手はとても多いです。小学生の頃から野球というスポーツを楽しみ、大きな夢も持ちながら一生懸命練習に励む少年ほど肘や肩に負担がかかり、痛みがでやすい状態ともいえます。
ここで注意をしなければいけないのは、肘の痛みに限ってみても、あまり心配のないものから、放置しておくと障害が残ってしまう可能性のあるものまであるということです。大切なのは痛みの原因が何かを見極め、適切に対処することだといえます。肘の障害の中でも、とくに離断性骨軟骨炎は野球ばかりか、放置しておくと日常生活に支障をきたすようになることもある障害として重要です。
この病気は肘の外側の軟骨の下の骨がはがれてしまうものです。この病気は、“沈黙の障害”ともいわれていますが、症状が強くでないわりに、病気そのものがどんどん進行してしまう場合があります。
まだ
症状のない早期に発見できれば、90%が自然治癒しますが、
一定以上進行している場合は手術が必要な場合も多くなり、より完治が難しくなります。
早期に発見することは非常に大きな意味があります。
エコー検査機器の性能の向上により、数分程度の検査で確実に発見することができます。この検査はレントゲン検査のように放射線の被曝もありません。
とくに離断生骨軟骨炎が最初におこってくる時期である
小学5年、6年生はとくに症状がなくても検診をうけることをお勧めいたします。症状がないうちに見つけることが大切です。
ひとりでも多くの野球少年が、いつまでも健全に野球を楽しめる一助となるため、 野球肘検診を実施しております。お気軽にお電話でお問い合わせください。
費用:無料
目的:肘離断性骨軟骨炎の早期発見
対象:小学生、中学生 症状の有無は問いません。小学校5、6年生の野球選手は症状がなくても検診をうけることをお勧めいたします。
日時: 3ヶ月に1回、火曜日の19時から予約制にて実施しております。
場所:猿渡整形外科スポーツリハクリニック
11歳 ピッチャーの少年。離断性骨軟骨炎がみられたが、適切な休養とリハビリテーションにて自然治癒し、完全復帰した。
詳細はクリニックまでお電話にてお問い合わせください。